やあやあ、nakaharaです。
シグナル100を見て来ました。
恐怖 :☆☆☆★★
グロテスク :☆☆★★★
飽きさせない:★★★★★
面白さ :☆★★★★
リピート :☆★★★★
「100個ある特定の行動を取ると自殺」斬新な設定
「こんな設定ありかー!?」【100個ある特定の行動を取ると強制的に自殺してしまう】催眠をかけられてしまいます。
催眠を解く方法は一つ【自分以外の死を見届けること】つまり、自分以外のクラスメイトがドジをして自殺するのを待つしかないのです。
最初に催眠をかけられた時点では「特定の行動」がわかりません。何をきっかけに自殺催眠が発動するかわからない、まるで突然地雷原に放り込まれた状態になります。恐怖で動けない者や勇気を出し行動していく者の描写が面白いです。
その中でシグナルとなる「特定の行動」を把握する者が現れます。まさに情報社会。次第に「情報を握る者 VS 情報を持たない者」 という構図になっていきます。情報を多く握るものが強者になるのはどこも同じですね。
しかし、こんなに美味しいシチュエーションにも関わらず心理戦が全くないです。
映画の尺が短いので、ここから心理戦を繰り広げたら3時間くらいになりそう。
ここはマイナス点ですね。
「動機やきっかけはどうするの?」担任教師が、自身の受け持つクラス全員に自殺催眠をかける動機やきっかはめちゃくちゃ薄かったです。え、そんな理由で?ってなります。
橋本環奈が可愛い
主演はあの橋本環奈さんです。4年ぶりの単独主演となります。本当に色んな映画に引っ張りだこですよね。
シグナル100はいわゆる「デスゲーム系」の映画です。普段ホラー映画を見ない人でも見にいく人が多いんじゃないでしょうか?
橋本環奈さんが主演ということで、グロイシーンや悲しいシーン、最初から最後まで橋本環奈なので
「うわ、グロ!(でも可愛いなー)」「きゃー!(うん、声もいいな)」という感じ映画が終わります。良い意味でも悪い意味でもね。
中村獅童がハマった
デスゲームといったら深作欣二監督の「バトルロワイヤル」を思い出します。やっぱり印象的なのが教師なんですよね。
「バトルロワイアル」では北野武さんが、「バトルロワイアルⅡ 鎮魂歌」では竹内力さん担任教師役を務めており、やはりキャラクターが強くないといけません。
中村獅童さんが担任の下部役と知った時は正直に「大丈夫なのかな?」と不安を抱いてました。
大丈夫でした!いや、さすがですね!素晴らしいです!
そんな中村獅童さんの演技も見所です!
88分という短さがテンポの良さを生んでいる
この映画のテンポ感がいいんですよ!生徒36人の死を88分で描いてるんです。一人あたり3分もないです。ちゃんと色々な自殺の仕方で描かれているのも飽きないですね。
スタートダッシュの勢いですぐにデスゲームが始まります。逆に言うと生徒一人一人の背景が見えないので誰が死のうと悲しくないです。
上記でも書きましたが、誰が死のうと橋本環奈が可愛いです。
最後が残念
わかっていました。期待はしていませんでした。ラストは残念です。ここまで来たら走りきってほしかったです。
最後ってあれ一人だと意味ないんじゃ?
総評
橋本環奈×斬新な設定×テンポの良さ は非常に良かったです。
細かいこと気にしないで わ〜!きゃ〜! 楽しむ映画です
原作は全4巻で完結しているみたいなので購入してレビュー書いてみようと思います。